メール文章で使う日本語の注意点
日本語コミュニーケーションで注意、特に注意していただきたいことがあります。
一つは、主語が抜けがちなこと。
もう一つは、時制です。
本日は時制について、お伝えします。
日本語のメール・文章で注意 現在形と未来形の文章
一昨日、メール「修正して送ります」
という文章をいただきました。
「送ります」という未来形に引きずられ、後に別途、送っていただけるものと思っていました。
しかし、数日経っても、修正した文章のメールが届きません。
相手の方に、お手数ですが、修正した文章を送っていただけないでしょうか?とリクエストをお送りしたところ、直ぐにご返答がきて、送りました。とのこと。
再度、最初のメールを見直すと、添付で送っていただいていました。
相手の方が、「添付する」という日本語を使っていたら、直ぐに気が付いたのですが、
「送ります」という未来形として受け取ってしまったため、添付されていることに気がまわらなかったのです。
行きます・送ります・帰ります・参加します 日本語の現在形にも注意が必要
行きます
送ります
帰ります
参加します
上記は例ですが、日本語コミュニケーションで注意したいのは、意志を示しているのか? 未来形を伝えているのか?
文章、特にメールでは判断が難しい時があります。
例えば、「写真を送ります」というメールの文章ですと、皆さんはどのように受け取るでしょう?
- 写真を送る意志を示している
- メールと一緒に写真を送る
- 後から写真を送る
等、少なくとも三つの解釈がでてしまいます。
ビジネスで使う日本語の注意点
日本語は、会話、及び文章に於いても、誤解が出やすい言語です。
ビジネスでは、大きな問題になることもあります。
誤解や問題になるのを、防ぐ方法は、できる限り、具体的な言葉を選んでください。
日本人同士のコミュニケーションだけではなく、海外の方々とのビジネス、または私用においても、
具体的な言葉を選ぶことが、相手への配慮でもあります。
2023年12月7日コロムは、日本語コミュニケーションで気をつけたいメール文章について書かせていただきました。