洋菓子の不二家 素晴らしい接客と不二家のプリンへお礼状

洋菓子の不二家の関係者の方々へ

どうしてもお礼を伝えたくて

手紙を書こうか?
電話をしようか?

長く悩み、ブログに書かせてもらうことにしました。

 

どうか(株)不二家の関係者の方に伝わりますよう

願いを込めて。

 

 

母が亡くなりちょうど一周忌を迎えました。

 

突然の入院から、母にとっては考えてもいなかった施設に

入居することになりました。

 

入居当時は父も一緒だったため

不自由な暮らし、突然の環境の違いもなんとか

二人で過ごしてくれていました。

 

ところが、突然に父が脳梗塞で緊急に入院することになり

いままで二人でいた部屋に母が一人になりました。

 

認知症が出ていた母は一人になったことが理解できず、

お父さんはいつ帰ってくるの?

お父さんは何をしているの?

お父さんは何処にいるの?

と毎日聞いてきます。

私も母も、とても辛い時間でした。

私が母を訪ねるのはお昼過ぎ。

 

二人でおやつを食べるのは、至福の時間でした。

何故なら母は癌で、生きていられる時間が少なかったからです。

 

一回一回の母のために買っていくおやつを

母への誕生日のプレゼントのように探していました。

 

理由があり、心が引き裂かれそうそうでしたが

両親のためにお金が十分に使うことができなかったのです

出来る限りの事をしてあげたいと思っていましたので、

それは当時も今でもとても辛いことです。

母のために母が喜んで食べてくれるお菓子を買いたい!

その思いでいっぱいでした。

 

その時、川崎にあるアトレ川崎B1に洋菓子の不二家を見つけたのです。

 

プリンが一個100円です!

直ぐに買うことにしました、

 

「一個でもよいですか?」と聞くと

笑顔で「お持ち帰りの時間はどのくらいですか?」と聞いて

くださり、一個のプリンに丁寧に保冷材も付け、

心を込めて包装してくれました。

 

介護施設で突然一人にされてしまったと思い込み

毎日泣いていた母

余命が少しの母を思うとおやつを買うのも悲しいことがありましたが

 

不二家の店員さんは、どの方も皆さん

一個のプリンを嫌な顔ひとつせずに、

いつも心を込めて包装してくれました。

 

そのことが、

どれだけ私を慰めてくれたでしょう!

丁寧に包装してくれた一個のプリンを受け取る度に

涙でこぼれそうでした。

 

不二家のプリンは100円にもかかわらず、

まるで手作りされたように美味しく

高齢の人や病人でも食べれる自然で丁寧な味です。

 

母は不二家のプリンは、どんな時も喜んで食べてくれました。

 

そして不二家のプリンを買っていくと、

子供のように目を輝かせて、かわいいね。おいしいね。

と食べていました。

 

亡くなる2週間前

もう何も食べれなくなっていましたが、

すこしでも日常を感じてほしくて

 

やはり不二家のプリンを買っていきました。

 

今までお世話になったアトレ川崎の不二家の店員さんに

「最後のプリンなんです。今まで本当にありがとうございました。」と

心の中でつぶやくと、涙が止まりませんでした。

 

最後に母が食べたのは

不二家のプリンでした。

 

不二家の店員さんの一個のプリンをいつもいつも

心を込めて包装してくださり

それが

どれほど、私を励ましてくれたでしょう。

お礼の言葉が見つかりません。

 

アトレ川崎の不二家の皆様

(株)不二家様

すばらしい商品を変えることなく作り

従業員の教育もしっかりされている不二家は本当に素晴らしい

企業だと分かりました。

 

たった一個100円のプリンに、毎回丁寧に対応してくださり

私と母のとても大切な時間を作ってくれました。

本当にありがとうございました。

 

母も天国で不二家のプリンに感謝していると思います。

そして

必ずお礼を言ってね。と母からの声が聞こえます。

(株)不二家の皆さま

不二家の社長様

ありがとうございました。