愛と恋は違うもの
日本にいて違和感を感じる言葉の一つに「愛」があります。
アイ ラブ ユウ。も同じように違和感を感じます。
英語圏ではカナダに長く生活し、そこでは「愛」は男女間の愛とは違った愛がたくさんありました。
例えば、子供が寝る時には 親は子供に I love you と言います。
子供も親に I love you と言います。
友達同士でも、別れ際に I love you と言うこともあります。
家族のような犬や猫などのペットにも良く I love you と言います。
私はこの大切な人へ向けた「愛」を表現するのがカナダでの生活から大好きになりました。
新型コロナウィルスのストレスを減らすためにも、愛について考えてみよう
愛というと、どのようなことを思うでしょうか?
ディカプリオ主演の映画で、とても印象的なシーンがありました。
癌になり、さらに老いた父を世話している女性に、ディカプリオが聞くシーンです。
「自分が癌になり、介護もしていて幸せなの?」
女性の答えは、「愛する人(父親)が居て、愛することができることはとても幸せ」という言葉です。
その時のディカプリオの驚き、何故なら彼が演じる役は、愛とは誰から愛されることだと思っていた青年だったからです。
幸せとは、自分が愛することができる人がいることだということを、映画から教えてもらいました。
それは、ペットでも、親でも、兄妹でも、親類でも、友人でも、取引先の人でも、仕事仲間でも、大切に思う、存在してくれていることだけでも自分が嬉しい幸せが、「愛」なのです。
愛があれば、自分から大切に思う人がいれば、それはとても大きな幸せです。
相手から愛される事を考える前に、相手を心から大切に思う気持ち。
愛しているよ。と言える人達やペットを、もう一度考えてみませんか?
花だけでなく生き物は、どんな時も美しい
綺麗に咲き誇った花だけを、写真に撮る人は多いですが、花は、どんな時にも美しいです。
少しづつ枯れていくときにも、色見が変わり、形も変わってきますが、生きている姿はどんな時にも美しいです。
枯れた花の写真を見せても、SNSでは誰もいいね!をしてくれません。
でも私は命の美しさを、写真とパーソナルブランディングを通して伝えていきたいと思っています。
2020年5月1日
写真家&パーソナルブランディング講師
松木マリ