日本での撤退が決まったローラーアシュレイの物語 ブランド力のある企業と人


ローラーアシュレイの歴史 VOGUEより


ローラ・アシュレイ(LAURA ASHLEY)は、1953年ロンドンで設立されたブランド。オリジナルのテキスタイルを使用したウィメンズウェア、ホームファニッシングを中心にライフスタイルを提案している。

 

ローラ&バーナード・アシュレイ夫妻が生地のプリントを始めたことがブランド設立のきっかけ。どの店にも自分たちの気に入った生地が見つからなかった夫妻は、独学で生地作りを学び、スクリーン用の木材、染料、リネンなどを購入し、生地作りをスタートさせる。

 「ローマの休日」が公開され、オードリー・ヘップバーンのヘッド・スカーフがブームになっていた1952年当時、夫妻が作ったヘッド・スカーフは好評を得、多くを売り上げる。

 

1954年、「アシュレイ・マウントニー・カンパニー」を設立。その後、より女性らしいブランド名にしたいと社名を「ローラ アシュレイ」に変更。

 

1960年、ケント州からローラの故郷ウェールズに移転し、地元産の蜂蜜やシャツ、ガーデニング用のスモックなどを作り、販売を始める。1967年、カーノ駅近くに移り、独自のプリント機械を開発しビジネスを拡大。

 

1966年、ローラ・アシュレイの象徴的ドレスとなるクラシックで長い丈のドレスを制作。ローラ独特の美しい花柄、フェミニンで優しいシルエットのドレスは瞬く間に女性たちを魅了しました。1968年、南ケンジントンのペラム通りに「ローラ・アシュレイ」ショップをオープン。オーストラリアそしてカナダの百貨店、続いてパリ、サンフランシスコにも店舗をオープンする。

 

70年代にブランドは急速に成長し、1977年には、優秀な輸出実績を残した企業に与えられる女王賞を授与されるまでに至る。

80年代、ウェールズからフランス北部に移ったことにより、ローラの打ち出すスタイルはより一層華やかになり、美しいカントリースタイルを彷彿とさせるホームファニッシングに注力していきます。

 

1985年には、銀座に日本第一号店がオープン。夫妻も初来日しましたが、同年ローラが事故で急逝。

ローラの功績はブランドの中に息づき、ローラ アシュレイ社は証券取引所に株式を上場、1980年代後半には、バーナード アシュレイに爵位が授与されました。

 

1998年、MUI Asia Limited.がローラ アシュレイ社の大株主となり、伝統を守りながらも時代に即したブランドにすることに焦点を当てる。

2001年には、公式ウェブサイトを立ち上げ、新たな顧客を獲得。

 

https://www.vogue.co.jp/tag/brand/laura-ashley

 

 

 

 


何時購入したのか?思い出せないくらい長く手元にある、Laura Ashleyのインテリアの本です。

今でもデザインは元より、色味、カラーコーディネイトまでとても新鮮です。



ローラーアシュレイLauraAshleyのブランドストーリーとは


ローラーアシュレイの理念とは?


創業者ローラが家庭を、家そのものを「心の安らぎ」の空間として考えていた。と言われています。

その事を理念とし、すべての製品のデザインが丁寧になされていました・


その「心の安らぎ」は他のテキスタイルデザインでは見ることが出来なかった、本物の美しさに仕上げあげられ、世界中の女性を魅了してきました。

 

世界中のローラーアシュレイのファンは、ローラーアシュレイの理念とともに、夢、希望、愛、家族、未来を重ねることができたのではないでしょうか?

ローラーアシュレイは、人々に商品を通した「幸せ」を届けた人として、尊敬しています。