横浜にぎわい座で行われた日本舞踊協会が主催する創作舞踊は伝統と自由の最高の調和でした。
日本で生まれ育ちながら、日本について、特に日本の伝統文化について知らないことが
本当に多い気がします。
日本舞踊は、一度も見たことも習う機会もありませんでした。
横浜の起業仲間である(株)プリズムゲート代表取締役の芝田さんに、数年前かから日本舞踊の
創作舞踊鑑賞をお誘いいただいていましたが、なかなか機会をつくることができないでいました。
今年は、松木マリCreativeLinkスタジオ事務所の直ぐ近くにある、横浜にぎわい座での公演です。
はじめて日本舞踊、新しい日本舞踊である創作舞踊を見に行ってきました。
地下の会場に入って驚きました。
舞台がないのです。
床が舞台となっていたのでした。
ここから日本舞踊が始まることに、海外での展示会やショーを前に経験する、これから起こることを
想像ができない、ワクワクした気持ちです。
日本舞踊協会神奈川支部 創作舞踊研究会の舞台
最初の作品
「環」を泉秀樹さんが、着物ではなくカジュアルな服で演じ始め、素晴らしさに圧倒させました。
それは、日本舞踊の型を活かし自由に表現する美しさです。
はじめて見る日本舞踊の型の美しさ。
踊の型をマスターするのにどの位の練習が必要なのでしょうか?
手を伸ばす美しさ、脚を引く美しさ、顔を動かす美しさ。
全てが洗練されています。
私には踊り関する知識はありませんが、バレエともダンスとも違う動きと表情、
その美しさは圧巻でした。
坂東以乃輔さんが演じた「ここはどこ?」の作品では、ポップ音楽を、着物で日本舞踊の型で踊られていましたが、
全く違和感がなく、自由な表現と斬新さが感じられて素晴らしかったです。
ポップ音楽と日本舞踊の融合。
Youtubeで世界中に紹介し、多くの人に見てもらいたい気持ちでいっぱいになりました。
フランスでもカナダでも、アメリカでもブラジルでも多くの人が、クール!と感嘆すると信じています。
日本の伝統が持つ世界を結ぶ可能性
日本舞踊協会神奈川支部の創作舞踊研究会の公演は、どの作品の演技に世界共通の言葉があることは確かでした。
世界へ発信してほしいと思いながら観劇をさせていただきました。
日本舞踊が歴史の中で長く引き継がれてきた深さと、そこからの自由な創作舞踊には、世界の人を魅了する
視覚ランゲージ世界共通語がちりばめれています。
フォトジェニックイメージのコンサルタントとして、顔の表情の表現にも注目して見させていただきました。
日本舞踊の創作舞踊では、目の動き、顔の動きにも無駄が動きがなく表情の作りが、素晴らしく洗練されています。
写真のポーズや、交渉する時の表情など、日本伝統舞踊から参考になることが多く全てが学びの時間になりました。